2021年9月14日
中国の不動産開発大手の中国恒大集団本社で「取り付け」騒ぎが起こったそうだ。
同集団が今月20日期限の「利払い」を行えないと、主要銀行に通知したためだ。
ニュースでご存じの方も多いだろう。
複数の記事を読んで、よく分からない所もあるが、私なりに調べたことを記す。
同集団の今の状況は普通「デフォルト」と呼ばれると思うのだが、記事には「デ」の字もない。
気になって「デフォルト」をググった。やはり「債務不履行」は立派なデフォルトだ。
本社に押し掛けたのはどんな人たちか?
- 資金繰りが悪化して、工事がストップした不動産を購入していた人や、工事を請け負った事業者
- 同集団は不動産開発だけでなく、金融商品、債券も販売していて、それらの償還を求めた人
この二通りらしい。
「債権」は社債のことだろうか?
16日同集団は全社債取引を停止した。
これは証券取引所への情報開示のためで、17日から再開するそうだ。
そんなに早く再開できるものなのか?
不動産開発企業(グループ企業だろうが)が売る「金融商品」とは何だろう?
これも不正確な情報だが「理財商品」らしい。
これは中国独自の金融商品で、短期償還の「ハイリスクな投資信託」と思えば良い。
ハイリスクだから、配当利回りは高いが元本割れの可能性も高い。
中国共産党がこれを救済するかは、今のところ不透明だ。
恒大集団のバランスシート(賃借対照表)が気になる。
負債総額 約2兆元(3050億ドル、33兆円)(yahoo! ニュース)
有利子負債 5718億元(9.8兆円)(東洋経済オンライン)
資産 約362億ドル(4兆円)(Wikipedia 2019年3月)
純資産は解らなかった。
(詳しい方がいらっしゃたら教えていただきたい。)
20日に不履行になる債務の額は調べたが判らなかった。
また、今月23日を期限とする利払いがある。
ドル建て債 約8350万ドル(91億円)(bloomberg)
本土債 約2億3200万元(39億円)(bloomberg)
これらの金額はあまり信用しない方が良いと私は考える。
同集団は民間企業で、広東省当局が経理調査を進め始めたばかりだからだ。
負債の全容はこれから徐々にわかってくるだろう。
ちなみに同集団は、「危機的状況」を認めたものの「経営破綻」を否定している。
個人的には無理筋だと思う。
私たちが気になるのは、この経営危機が日本を含め西側諸国にどんな影響を及ぼすかだ。
今の時点では誰も判らないだろう。
まぁ、影響は少なからず「ある」と考えるべきでしょう。
ドル建ての債務があるわけだから。
今年に入って中華企業の経営破綻のニュースを何度も目にした。
バブルはとっくに弾けていたんでしょう。やっと実体経済に影響が現れた。
皆さんは、2008年のリーマンショックを思い出しませんか。
あの時の日本政府対応やマスコミ発表には、ろくに当てにならなかったと、私は記憶している。
かえって事態を悪くした、政府要人の発言もあったはずだ。
私にできることは限られている。
株価を注視しつつ、出来るだけ多くの情報を拾い精査するだけだ。
狼狽してはいけない。冷静に。
直近の日経平均株価は続落した。(30323.34円 -188円)
米、S&P500は反発した。(4480.7ドル、+37.65ドル)
市場は未だ静観の構えか。
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